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5月28日(日)、いつものように鹿狼山に登った。今年何回目になるだろうか、緑も大部濃くなってきた。今日は黄色のニガナと白いコゴメウツギが私を迎えてくれた。ニガナがこんなにあったのか、きれいだなあと黄色に包まれて歩いた。気分は上々。昨日は、風が強かったせいか、登山道には小枝やら色々な葉っぱが落ちていた。
さて、先日5月3日に登った時に、私はチドリノキに花が垂れ下がっているのを発見した。鹿狼山に登って10数年になるが、初めての事であった。これまで5月連休に鹿狼山を登ることが無かったので、チドリノキの花を見なかったのか?それとも見落としていたのか?まあ、私の目は節穴だから、大方の物が目の前を素通りしていると自覚しているが・・・。
それで、チドリノキの花を見つけたときは嬉しくて、写真を何枚も撮った。カエデ類の花は簪のようで好きである。チドリノキの花も小さくてはかなげでかわいらしかった。雌しべが退化しているようだったから、これは雄花かなと思って家で調べたら、果たして雄花で、本にも雌雄異株と書いてあった。雌花は鹿狼山にないのかな、どうだろうかと宿題が残った。
ところで、チドリノキの隣には立派なオオモミジの樹がある。今日は、その樹下にオオモミジの葉っぱと果実が落ちていた。オオモミジの果実は翼果であるが、この翼果の開きがカエデの種類によってずいぶん違っている。オオモミジは水平に近い鈍角である。しばらく歩くとイタヤカエデの葉っぱと共にその翼果も落ちていた。イタヤカエデの翼果はほぼ90度位だろうか。形もオオモミジと違って翼に筋が入り、ずんぐりしている。葉っぱの大きさも違うから、果実にも差が出て来るのかもしれない。
カエデの翼果探しがおもしろくなってきた。他にもあるかも知れないと思って、ハウチワカエデやウリカエデ、ウリハダカエデを見てみたが、果実は付いてなかった。カジカエデはどうかと思ったら、葉っぱと果実が落ちていた。写真を見ると分かると思うが、カジカエデの翼果の開きはほとんど無い。「房」部分に細かい毛があるのも特徴的である。
写真を撮るのにどれがイイかと探していたら通りすがりの登山者に「何かお宝探しですか?」と声を掛けられた。「はあ、カエデの果実が落ちてますので」とは言ってはみたものの、誰も興味は示さない。それはそうでしょう。こんなカエデの果実なんてねえ。なぜにカエデの種類によって翼の開き角度が違うのか?何て誰も考えないし、我ながらマニアックなことだ。
それでも私は「違う」ということの発見に時々引き込まれてしまう。鹿狼山にはいつも新たな「発見」があるし、自然は新しい発見の連続だと思う。こんな楽しいことはなかなか止められないと思っている(2017/05/28 記)。
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